要点 : Salesforce基盤システムの価値の向上 (Mash Matrixの危険性とUI開発の今後)
salesforce基盤システムの価値の向上へ
Mash Matrixの危険性
1. Salesforceのコア思想とUI/UXの対立
Salesforceの思想: 顧客一人ひとりのデータの「質」を高め、顧客との関係を深化させること。そのために、単一レコードを深く掘り下げるUIを提供。
Mash Matrixの思想: 多数のデータを「量」として扱い、一括で効率的に管理すること。そのためのグリッド形式UIは、Salesforceの思想と対立します。
2. SLDS原則からの逸脱
一貫性: Mash MatrixのUIは、Salesforceの統一されたデザインや操作性から逸脱しており、ユーザーに混乱をもたらします。
美しさ: 機能性を優先するあまり、ユーザーの心地よさや洗練された体験を重視するSLDSの原則から外れています。
3. システムとユーザーへの悪影響
システムの陳腐化: Mash Matrixの重用は、Salesforceが年に3回提供する最新のUI/UX改善や新機能の恩恵を享受できなくさせ、システムを時代遅れにします。
ユーザー体験の低下: 古びたシステムはユーザーの業務体験を損ない、モチベーションを低下させ、結果的にシステムが使われなくなるリスクがあります。
考察
Mash Matrixはデータ管理業務において一つの「補助ツール」。Salesforceが本来目指す「顧客中心の業務プロセス」と「ユーザーの業務体験向上」を最大化するべきです。
提案
salesforce組織価値の更なる向上には、標準機能やSLDSに準拠したLWC(Lightining Web Component)を主軸とした開発運用が良いと考えます。
Mash考察の詳細へ : ① - salesforceとMash Matrixは対立構造を含んでいる - (①~④あります) (本ブログ)
フローとLWC : Salesforceの画面開発 フロー画面コンポーネントとLWCを比較! (本ブログ)
LWC開発 : Lightning Web Components (LWC)開発について (本ブログ)